先日、「『沖縄の元米海兵の殺人事件について、安倍総理がオバマ大統領に抗議した』ということを日本のメディアは伝えていない」はデマということを紹介しました。
デマを吐く人がいても鵜呑みにする人がいなければいいのですが、いるから問題なのです。それも「文筆人」を名乗る人にも。
デマを吐く人がいても鵜呑みにする人がいなければいいのですが、いるから問題なのです。それも「文筆人」を名乗る人にも。
こういう肝心なことは伝えない。 https://t.co/DpxL620WRa
— 但馬オサム (@tajima_o) 2016年5月31日
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前回お伝えした通り、安倍総理がオバマ大統領に抗議をしたということは、朝日新聞も毎日新聞も産経新聞も時事通信も日経も、さらにはスポニチまで伝えています。地方新聞でも伝えていましたし、NHKや日テレなどニュースでもちゃんと報道されていましたので、新聞かテレビかのメディアにそれなりに触れていれば、西村幸祐氏の言う「国内で殆ど無視された」なんていうのが嘘であることは、すぐにわかるはずなのです。
ところが、この但馬オサム氏はネットデマを鵜呑みにしているわけです。一般的なマスメディアは見ないのに、自分に都合のいいネット情報は鵜呑みにする人だ、ということが伺えます。この人は青林堂のネトウヨ系雑誌にも寄稿しているようで、だいたいどういう人か、これだけでも想像ができます。
また、「日本の新聞も報道している」という指摘に対し、こんな反論もありました。
>>記者団にオバマ大統領に抗議したことを
>>日本の首相として声明しています。
>>内輪の会談だけでなく声明を出した事が重要なのです。
だからその「記者団」に出した声明を、その記者たちが記事にしてるんでしょうが…。ロイターでも朝日でも毎日でもNHKでも日経でもスポニチでも。この人、自分で何言ってるかわかってるんでしょうか?
「日本の新聞もロイターと同じ内容を伝えている」ということを指摘され、それに反論するときでさえ、肝心の日本の新聞をチェックしていないことがわかります。
自分が求めている情報に行きついたら、それ以上調べない人は実に多いです。もしかしたら、ほとんどの人がそうかもしれません。今回の場合は、「マスコミは反日(反自民)だ」という思い込みに都合のいい情報に行きついたら、その情報が事実かどうかを確かめず、西村氏の言うことを鵜呑みにした、というわけですね。
これは程度の差はあれ誰にでも起きうることですが、このサイトで「愛国カルト」と読んでいる人たちは、特にその傾向が強いように思われます。大手マスコミのことは「マスゴミ」などと呼んで否定するくせに、ツイッターでも2ちゃんねるまとめサイトなどの、どう見ても信頼置けない情報源でも、自分に都合が良ければ鵜呑みにする。そういう人たちを利用してデマを吐く。
自分に都合の悪い情報に比べ、自分に都合のいい情報だと、すぐに信じてしまうのが人の性です。だからこそ、自分に都合のいい情報こそ本当かどうか疑う、という姿勢が、デマに騙されないためには必要なのだと思います。
1.信頼できる情報源か。
2.根拠は書かれているか。
3.事実誤認はないか。
4.誇張はないか。
5.原因と結果が逆になっているなど、論理の破綻はないか。
6.自分が読み間違いをしていないか。
このへんのことを、自分に都合のいい情報にぶちあたった時こそ、ちょっと時間をおいて考えてみるようにすれば、自分の都合のいいことは鵜呑みにして都合の悪いことは捏造扱いする、オウムのような「カルト」にならないで済むのではないでしょうか。
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前回お伝えした通り、安倍総理がオバマ大統領に抗議をしたということは、朝日新聞も毎日新聞も産経新聞も時事通信も日経も、さらにはスポニチまで伝えています。地方新聞でも伝えていましたし、NHKや日テレなどニュースでもちゃんと報道されていましたので、新聞かテレビかのメディアにそれなりに触れていれば、西村幸祐氏の言う「国内で殆ど無視された」なんていうのが嘘であることは、すぐにわかるはずなのです。
ところが、この但馬オサム氏はネットデマを鵜呑みにしているわけです。一般的なマスメディアは見ないのに、自分に都合のいいネット情報は鵜呑みにする人だ、ということが伺えます。この人は青林堂のネトウヨ系雑誌にも寄稿しているようで、だいたいどういう人か、これだけでも想像ができます。
・「それでも僕は読んでない」
また、「日本の新聞も報道している」という指摘に対し、こんな反論もありました。
@kuwabarakazu @tajima_o この記事(https://t.co/JrwwM5XlLv)の内容を殆ど伝えてないと言っているのです。記者団にオバマ大統領に抗議したことを日本の首相として声明しています。内輪の会談だけでなく声明を出した事が重要なのです。
— チェシャ猫 (@CheshireCat2828) 2016年6月1日
>>記者団にオバマ大統領に抗議したことを
>>日本の首相として声明しています。
>>内輪の会談だけでなく声明を出した事が重要なのです。
だからその「記者団」に出した声明を、その記者たちが記事にしてるんでしょうが…。ロイターでも朝日でも毎日でもNHKでも日経でもスポニチでも。この人、自分で何言ってるかわかってるんでしょうか?
「日本の新聞もロイターと同じ内容を伝えている」ということを指摘され、それに反論するときでさえ、肝心の日本の新聞をチェックしていないことがわかります。
愛国カルトに騙されないために
自分が求めている情報に行きついたら、それ以上調べない人は実に多いです。もしかしたら、ほとんどの人がそうかもしれません。今回の場合は、「マスコミは反日(反自民)だ」という思い込みに都合のいい情報に行きついたら、その情報が事実かどうかを確かめず、西村氏の言うことを鵜呑みにした、というわけですね。
これは程度の差はあれ誰にでも起きうることですが、このサイトで「愛国カルト」と読んでいる人たちは、特にその傾向が強いように思われます。大手マスコミのことは「マスゴミ」などと呼んで否定するくせに、ツイッターでも2ちゃんねるまとめサイトなどの、どう見ても信頼置けない情報源でも、自分に都合が良ければ鵜呑みにする。そういう人たちを利用してデマを吐く。
自分に都合の悪い情報に比べ、自分に都合のいい情報だと、すぐに信じてしまうのが人の性です。だからこそ、自分に都合のいい情報こそ本当かどうか疑う、という姿勢が、デマに騙されないためには必要なのだと思います。
1.信頼できる情報源か。
2.根拠は書かれているか。
3.事実誤認はないか。
4.誇張はないか。
5.原因と結果が逆になっているなど、論理の破綻はないか。
6.自分が読み間違いをしていないか。
このへんのことを、自分に都合のいい情報にぶちあたった時こそ、ちょっと時間をおいて考えてみるようにすれば、自分の都合のいいことは鵜呑みにして都合の悪いことは捏造扱いする、オウムのような「カルト」にならないで済むのではないでしょうか。
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コメント
「大手メディアが報じない真実」というのはあるにはありますが、それでも
テレビが報じない→新聞が報じている場合がある
日本のマスコミが報じない→海外マスコミが報じている場合がある
→いずれも報じていない場合なら週刊誌(勧めたくはないけど)が報道している場合がある…といった具合で、一次ソースは結局何かしらの報道機関になるんですよね。
もちろん例外はありますが、どっかの誰かが書き込んだネットの情報が信頼できる一次ソースなんてことはまずないんですよ。そもそも楽にネットサーフィンしているだけで“真実“とやらに辿り着けるほど甘くないです。