こんなツイートが目につきました。
そこで今日は2017/04/29の再掲でそんな一例をお見せしましょう。いまだに国会に居座っているあの男、二階俊博の「マスコミ排除発言」です。
「安倍晋三はどれだけ反対されても決して反対者を弾圧したりはしなかった」なんて、どこかの平行世界からいらっしゃったのかと思ってしまいますが、むしろ安倍政権の反対者弾圧は戦後過去に例がないほどだと言ってよいでしょう。安倍晋三はどれだけ反対されても決して反対者を弾圧したりはしなかった。
— もけ (@andexihaeienni) July 17, 2024
彼こそが真の民主主義の守護者。
そこで今日は2017/04/29の再掲でそんな一例をお見せしましょう。いまだに国会に居座っているあの男、二階俊博の「マスコミ排除発言」です。
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正しい情報がなければ、正しい判断はできません。民主主義にとって、最も大切なことは情報の公開です。逆に、独裁政権は必ず情報を統制しようとします。前回紹介した、大阪維新の大久保たかゆきの言論の自由を「叩き潰す」発言も、その典型例だと言えましょう。批判されない権力は必ず腐敗します。批判されない民主主義はもはや民主主義ではありません。
日本は独裁国家になんかならない、情報統制なんかない、と思い込んでいる人も多いですが、「国境なき記者団」による世界報道の自由度ランキングで、日本は2010年には11位でしたが、安部政権下で急下降。現在世界72位で、「良い状況」「どちらかと言えば良い」「問題がある」「厳しい」「とても深刻」の5段階では、日本は「問題がある」に位置づけられています。「国境なき記者団」は安倍政権について、「メディア敵視を隠そうとしなくなっている」と批判しています(ハフィントンポスト参照)。

そんなメディア敵視を隠そうとしない安倍政権が、またやらかしました。自民党の二階幹事長が、都合の悪い報道をするメディアを「はじめから排除して、入れないようにしなきゃダメ」と発言しました。
今村復興大臣が二階派のパーティーにおいて「(震災が起きたのが首都圏ではなくて)東北でよかった」と発言し、辞任に追い込まれた翌日でした。二階氏はこれに関連して、このように述べました。

(朝日新聞4月26日)
「一行悪いところがあったら」と二階氏は言っていますが、一行だろうが全体だろうが、悪いものは悪いです。二階氏の言っていることは、「一行ぐらい悪いところがあっても見逃せ」と言ってるにほかなりません。それこそ何ちゅうことか。
今村復興大臣は、先日も記者会見で激高して「自主避難者は自己責任」と発言して糾弾されたわけですが、その人物が舌の根も乾かぬうちに「東北でよかった」という発言をしたわけですから、復興大臣としての資質を問うのは当然だと思いますし、自民党内からも批判が出て、新復興大臣の吉野氏も「許せない」と言っていますが(参照)、二階氏にとっては、それは「一行悪いところがあった」程度のことで、批判する方が悪いと言っているわけです。
さらに、「マスコミの首をとった方がいい」、さらには「そんな人は初めから排除して、入れないようにしなきゃダメ」とは、情報統制以外の何物でもありません。都合の悪い報道をするようなメディアには情報をやるな、自分たちに都合のいいメディアだけを入れろ、と言っているわけです。
最初に言いましたが、批判されない権力は必ず腐敗し、批判されない民主主義は民主主義ではありません。「国境なき記者団」から「メディア敵視を隠そうとしない」と批判されている安倍政権ですが、この二階氏の発言は民主主義国家の政権として決定的に不適格だと言えましょう。
ついでに言っておくと、今回はメディアが騒いで今村氏の首が飛んだわけではありません。今村氏の発言のわずか一時間後に、安倍晋三総理自身がその二階派のパーティーに出席し、今村氏の不適切な発言を謝罪。その日のうちに更迭を決めています。
「一行悪いところがあったから」首をとれと言うのが許せないのなら、二階氏はその批判をメディアではなく安倍晋三に向けるべきです。二階氏は自分の派閥の人間が問題を起こして首を斬られて頭に血が上ったのか知りませんが、これで怒りの矛先をメディアに向けるというのは支離滅裂ですし、普段からメディアを敵視して「邪魔だ」「排除したい」と思っているからこんな発言になるのでしょう。私は今村氏の発言より、二階氏の発言の方が民主主義国家の政治家の発言としてずっと大きな問題だと思います。
話がそれてしまいますが、付け加えておきますと、二階派のパーティーにおける安倍総理の謝罪は、政権へのダメージを心配したパフォーマンスに過ぎません。


(↑二階派のパーティーで謝罪する安倍総理)
もしも安倍総理が今村氏の発言について、「政権に対して迷惑をかけた」ことに怒っているのではなく、本当に「東北の人を傷つけた」ことに対して怒っているのであれば、安倍総理は今村氏自身を壇上に上がらせて謝罪させるのが筋です。ところがそれはしなかった。
この時点ですでに安倍総理は今村氏の更迭を決めていたと言われています。つまり、ここでの安倍総理の謝罪は、「今村氏の発言は私の真意ではない」という弁明のためのものであり、メディアや野党に批判される前に先に謝ってほいた方がダメージが少ないという、ダメージコントロールをしただけのことです。安倍総理が怒っているのは「東北の人を傷つけた」ことではなく、「安倍政権を傷つけた」ことにたいしてなのでしょう。
今回の今村氏の発言も含め、相次ぐ閣僚の失言や暴言、さらには二階氏の民主主義国家の政治家としての適性を明らかに欠いた、独裁国家のような情報統制発言などについて、「安倍一強と言われる『ゆるみ』」だという分析がよくなされています。
しかし、私はこれを「ゆるみ」とは思いません。
ゆるもうがゆるむまいが、普段から思っていなければ、「(首都圏でなくて)東北でよかった」とは出ませんし、どんなにゆるんだって、自分たちにとって嫌な記事を書くメディアに対し「首をとれ」とか「排除しろ」とか言いません。
これは、安倍政権の「ゆるみ」ではなく、安倍政権の「本質」そのものです。
結局のところ、自分たちがえらいと勘違いし、国民を見下し、自分たちに逆らうメディアを敵視するというのが、現在の安倍政権の本質なのです。ゆるみなんかじゃありません。
今村氏の発言は復興大臣の発言としては非常に思い不適格なものだと思いますが、二階氏のマスコミ排除発言は、大臣云々(※「でんでん」ではない)以前に、民主主義国家の政治家としてあるまじき不適格な発言であり、これまでの他の失言暴言よりもさらに重いものであると思います。
これで自民党が二階氏の首をとるなら、少しは見直します。本当なら議員辞職に値するぐらいの暴言だと私は思いますが、幹事長という職から更迭するなら、自民党を少しぐらいは見直します。しかし、二階氏のこの発言をおとがめなしで放っておくならば、自民党という政党自体、民主主義国家の政党として決定的に不適格と断じざるを得ません。
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正しい情報がなければ、正しい判断はできません。民主主義にとって、最も大切なことは情報の公開です。逆に、独裁政権は必ず情報を統制しようとします。前回紹介した、大阪維新の大久保たかゆきの言論の自由を「叩き潰す」発言も、その典型例だと言えましょう。批判されない権力は必ず腐敗します。批判されない民主主義はもはや民主主義ではありません。
日本は独裁国家になんかならない、情報統制なんかない、と思い込んでいる人も多いですが、「国境なき記者団」による世界報道の自由度ランキングで、日本は2010年には11位でしたが、安部政権下で急下降。現在世界72位で、「良い状況」「どちらかと言えば良い」「問題がある」「厳しい」「とても深刻」の5段階では、日本は「問題がある」に位置づけられています。「国境なき記者団」は安倍政権について、「メディア敵視を隠そうとしなくなっている」と批判しています(ハフィントンポスト参照)。

そんなメディア敵視を隠そうとしない安倍政権が、またやらかしました。自民党の二階幹事長が、都合の悪い報道をするメディアを「はじめから排除して、入れないようにしなきゃダメ」と発言しました。
・二階俊博は民主主義国家の政治家の資格なし
今村復興大臣が二階派のパーティーにおいて「(震災が起きたのが首都圏ではなくて)東北でよかった」と発言し、辞任に追い込まれた翌日でした。二階氏はこれに関連して、このように述べました。

(朝日新聞4月26日)
「政治家の話をマスコミが余すところなく記録をとって、一行悪いところがあったら『すぐ首を取れ』と。何ちゅうことか。それの方(マスコミ)の首、取った方がいいぐらい。そんな人は初めから排除して、入れないようにしなきゃダメ」
「一行悪いところがあったら」と二階氏は言っていますが、一行だろうが全体だろうが、悪いものは悪いです。二階氏の言っていることは、「一行ぐらい悪いところがあっても見逃せ」と言ってるにほかなりません。それこそ何ちゅうことか。
今村復興大臣は、先日も記者会見で激高して「自主避難者は自己責任」と発言して糾弾されたわけですが、その人物が舌の根も乾かぬうちに「東北でよかった」という発言をしたわけですから、復興大臣としての資質を問うのは当然だと思いますし、自民党内からも批判が出て、新復興大臣の吉野氏も「許せない」と言っていますが(参照)、二階氏にとっては、それは「一行悪いところがあった」程度のことで、批判する方が悪いと言っているわけです。
さらに、「マスコミの首をとった方がいい」、さらには「そんな人は初めから排除して、入れないようにしなきゃダメ」とは、情報統制以外の何物でもありません。都合の悪い報道をするようなメディアには情報をやるな、自分たちに都合のいいメディアだけを入れろ、と言っているわけです。
最初に言いましたが、批判されない権力は必ず腐敗し、批判されない民主主義は民主主義ではありません。「国境なき記者団」から「メディア敵視を隠そうとしない」と批判されている安倍政権ですが、この二階氏の発言は民主主義国家の政権として決定的に不適格だと言えましょう。
・そもそも今村の首をはねたのはメディアではなく安倍晋三
ついでに言っておくと、今回はメディアが騒いで今村氏の首が飛んだわけではありません。今村氏の発言のわずか一時間後に、安倍晋三総理自身がその二階派のパーティーに出席し、今村氏の不適切な発言を謝罪。その日のうちに更迭を決めています。
「一行悪いところがあったから」首をとれと言うのが許せないのなら、二階氏はその批判をメディアではなく安倍晋三に向けるべきです。二階氏は自分の派閥の人間が問題を起こして首を斬られて頭に血が上ったのか知りませんが、これで怒りの矛先をメディアに向けるというのは支離滅裂ですし、普段からメディアを敵視して「邪魔だ」「排除したい」と思っているからこんな発言になるのでしょう。私は今村氏の発言より、二階氏の発言の方が民主主義国家の政治家の発言としてずっと大きな問題だと思います。
・安倍晋三の謝罪は真意ではなくパフォーマンスに過ぎない
話がそれてしまいますが、付け加えておきますと、二階派のパーティーにおける安倍総理の謝罪は、政権へのダメージを心配したパフォーマンスに過ぎません。


(↑二階派のパーティーで謝罪する安倍総理)
もしも安倍総理が今村氏の発言について、「政権に対して迷惑をかけた」ことに怒っているのではなく、本当に「東北の人を傷つけた」ことに対して怒っているのであれば、安倍総理は今村氏自身を壇上に上がらせて謝罪させるのが筋です。ところがそれはしなかった。
この時点ですでに安倍総理は今村氏の更迭を決めていたと言われています。つまり、ここでの安倍総理の謝罪は、「今村氏の発言は私の真意ではない」という弁明のためのものであり、メディアや野党に批判される前に先に謝ってほいた方がダメージが少ないという、ダメージコントロールをしただけのことです。安倍総理が怒っているのは「東北の人を傷つけた」ことではなく、「安倍政権を傷つけた」ことにたいしてなのでしょう。
・安倍政権の「ゆるみ」ではなく「本質」
今回の今村氏の発言も含め、相次ぐ閣僚の失言や暴言、さらには二階氏の民主主義国家の政治家としての適性を明らかに欠いた、独裁国家のような情報統制発言などについて、「安倍一強と言われる『ゆるみ』」だという分析がよくなされています。
しかし、私はこれを「ゆるみ」とは思いません。
ゆるもうがゆるむまいが、普段から思っていなければ、「(首都圏でなくて)東北でよかった」とは出ませんし、どんなにゆるんだって、自分たちにとって嫌な記事を書くメディアに対し「首をとれ」とか「排除しろ」とか言いません。
これは、安倍政権の「ゆるみ」ではなく、安倍政権の「本質」そのものです。
結局のところ、自分たちがえらいと勘違いし、国民を見下し、自分たちに逆らうメディアを敵視するというのが、現在の安倍政権の本質なのです。ゆるみなんかじゃありません。
今村氏の発言は復興大臣の発言としては非常に思い不適格なものだと思いますが、二階氏のマスコミ排除発言は、大臣云々(※「でんでん」ではない)以前に、民主主義国家の政治家としてあるまじき不適格な発言であり、これまでの他の失言暴言よりもさらに重いものであると思います。
これで自民党が二階氏の首をとるなら、少しは見直します。本当なら議員辞職に値するぐらいの暴言だと私は思いますが、幹事長という職から更迭するなら、自民党を少しぐらいは見直します。しかし、二階氏のこの発言をおとがめなしで放っておくならば、自民党という政党自体、民主主義国家の政党として決定的に不適格と断じざるを得ません。
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コメント
ている人物がクーデターや軍事革命
ではなく、民主主義と法の支配の下
で行われた選挙の結果、国家の首班
に選ばれ、且つ選挙で負ければ粛々
と退陣した、というのは、笑うしか
無い現実ですよね。
ソース
https://twitter.com/jipangbito/status/1813210849810784347
うわ~…。選挙で選ばれれば「民主主義の破壊者じゃない」って思ってるって、どれだけ幼稚なんだ。「選挙をやってさえいれば民主主義は保たれている」って言ってるのと同じレベルだわ。選挙結果には従っても、選挙で通った後、非民主主義的行動をとる奴はいくらでもいるんだが。
「ソース」とか言って、ただのツイッタラーの妄言をコピペしているだけだし。心底呆れちまうな。
妄言だという証拠は?
jipangbitoさんは常に鉄壁の証拠を
揃えた上で正しい事しか言わず、故
に人類史上一度たりとも論破された
事が無い百戦錬磨の最強の論客であ
り、俺に保守思想を授けて下さった
偉大なる師であるのだから、そのよ
うなお方が嘘を吐く筈が無い。
実際、大椿とかいう左翼政治家も、
Dr.ナイフとかいう有名左翼も、上海
やCTや河童といった反日工作員共も、
その他有象無象の左翼共も、全員が
例外無くjipangbitoさんに完全論破
されているのだが?
つまりこれは、jipangbitoさんが常
に正しい事しか言わないという厳然
たる事実の何よりの証明だ。
違うのなら君がjipangbitoさんと直
接議論してみろ。100%確実に君が
完全論破される結果になるだろう。
自民党が選挙で勝つのも結局はこの
ような保守勢力の正当性を日本国民
の圧倒的多数が理解しているからに
過ぎないんだよ。
悔しかったら日本国民を反日思想で
洗脳し選挙で自民党に勝ってみなw
答えはjipangbitoさんの本質を突い
た的確すぎる神分析を読めば、頭の
悪い左翼でも一発で理解出来るぞ。
#自民党が滅びなければ日本が滅ぶ
と喚く方々は、もし政権交代したと
して、与党になった現在の野党が同
条件で自民党より優れた政策を実行
出来る、と考えているのだろうか?
もし実行出来るのなら、何故選挙で
それらの政策を吹聴しないのか?
答えは簡単。
そんな政策は実在しないから、だ。
より正確を期するなら吹聴するだけ
なら幾らでも出来るが、政権与党に
なる可能性が低い政党ほど大風呂敷
を広げ甘言を弄して、か細い党勢を
少しでも広げようとする。
だが、その結果として党勢や議席を
得ても、元々が大風呂敷故に実現は
程遠いと多くの方が理解してるから
選挙に勝てないのだ。
ソース
https://twitter.com/jipangbito/status/1585953796622282752
輩を見る度に思うのは、そこまでの
悪政だったのに、何故野党は一度も
選挙で勝てなかったのか、という点
だ。
悪政を露見させ、市民に信を問えば
勝つのは容易な筈なのに、全く勝て
なかった、という事実が、安倍政権
の悪政とやらは実在しない、という
証拠では?
ソース
https://twitter.com/jipangbito/status/1578538900993499139
連中には政策議論で、より多い利を
説き、安倍元総理や、しいては自民
党の支持層を切り崩すだけの能力が
ないから故人への誹謗中傷しか為す
術が無く、でもその中傷行為が多数
派の自民支持層どころか、浮動票層
からも嫌悪され、支持を無くし、更
に勝ち目を無くしてる、と嘲笑して
やりましょうや。
ソース
https://twitter.com/jipangbito/status/1648268787974799361
うーん、jipangbitoさんの神評論は
何度読んでも心に深く響くな。
これ以上無いほどに完璧な正論だ。
どうだ、あまりにも有りのままの事
実そのままで何一つ反論が出来んだ
ろ、野党信者共よ。
わかったら今すぐ自民党支持へ転向
しろ。日本語が読めるならなw
貴方にとっての保守思想とは何ですか?
ハッキリ言ってこの言葉だけでソースを読む気が失せましたのでソースの方についての論評は控えさせていただきますが
貴方にとってjipangbitoとか言う人は神様なんですね
なら、jipangbitoを祭る神殿でも立ててください
私は不可知論者なので絶対に崇拝はしませんが
左翼にもなれん奴が保守思想だぁ?
保守思想の深遠さは貴方には一生理解できませんよ
なお「民主主義と法の支配の下で行われた選挙」の結果国家の首班に選ばれ、その4年後の選挙で負けたにもかかわらず、「粛々と退陣した」どころか「不正が行われた!」とわめき続け、挙げ句の果てには議会襲撃という前代未聞の事件の引き金を引いた元米国大統領がいた模様。
更にそんな人物を応援するデモ活動や、SNS上での不正選挙陰謀論をわーくにの「愛国者」様達が米国の選挙権もないのに展開していた模様。
これでよくもまあ「左翼が云々」と言えたもんやな。