<ざっくり言うと>
  • 安倍晋三、山尾志桜里議員に答弁の矛盾を突かれると、山尾志桜里をバカにしたうえで「辞書を引いて調べた」と国会で平然と嘘をつく。
  • メディアや野党から間違いを更に指摘されると、言葉の意味まで閣議決定で変更してしまう。
  • さらに国会で「辞書を引いて調べた」と言って「これはすでに多くの方がご承知の通りだと思いますが、もしかして山尾議員はご存じなかったのかもしれませんが…」と答弁相手をバカにしたくせに、辞書を引いていなかったことを認めた。
  • 日本語もまともに使うことができず、その無知のまま答弁相手をバカにし、息を吐くように嘘を吐き、言葉の意味までも閣議決定で捻じ曲げる。政治家以前に人間として最低の卑怯者、それが安倍晋三である。
↓自分の間違いを認める勇気もなく、言葉の意味まで閣議決定で捻じ曲げる嘘つき卑怯者
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自分のデタラメ答弁を嘘で正当化したうえに相手をバカにする安倍晋三


今日から参議院での審議が始まる共謀罪。政府は「テロ等準備罪」などと呼んでいますが、これがテロ対策などでないことはすでに前回書いたので、共謀罪と呼ぶことにします。


さて、その共謀罪の衆議院での審議で、安倍晋三は、この法案で取り締まりの対象となる組織について、1月の答弁ではそもそも犯罪を目的とした組織でなければ、(処罰対象に)ならない」と述べました。しかし、2月の答弁では、オウム真理教を例に、そもそもの目的が正常であっても、一変すれば組織的犯罪集団と認める」という述べたため、これについて民進党の山尾志桜里が突っ込みを入れます。「2月の答弁ではオウムは対象だと言っているが、『そもそも犯罪を目的とした組織でなければ対象にならない』という1月の答弁に従うとオウムは対象にならない、矛盾だ」と突いたわけです。

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東京新聞2月18日

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毎日新聞5月1日


これに対して安倍晋三は、笑いながらこのように答えました。

「そもそもという意味はですね、調べてみますと…辞書で、念のために辞書で調べてみたんですね。フフフッ。(笑)これは基本的にという意味もあるというのも、是非知っておいていただきたい。これはすでに多くの方がご承知の通りだと思いますが、もしかして山尾議員はご存じなかったのかもしれませんが

「私は基本的にという意味で使った」

「念のため辞書で調べてみたら、『そもそも』に『基本的に』という意味があった」と言い、「ぜひ知っておいていただきたい」「もしかして山尾議員はご存じなかったのかもしれませんが」といういい方には、明らかな嘲笑が入っていました。「『そもそも』という言葉に『基本的に』という意味があることを知らないアホな野党議員」をバカにして笑う意図があったのでしょう。


ところが、日本語の意味を知らなかったのは安倍晋三の方であることがすぐに発覚します。毎日新聞が30以上の辞書を、明治時代の『言海』まで調べても、どこにも「基本的に」という意味が書いてある辞書はありませんでした。

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毎日新聞が調べた辞書


言葉の意味まで閣議決定で変えてしまう安倍晋三


このことを突っ込まれ、質問趣意書が出されると、安倍内閣はなんと「そもそも」には「基本的に」という意味があると閣議決定してしまいます。(※一応補足しておきますと、質問趣意書には閣議決定で答えることになっています)

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日テレニュース24、5月12日


その論理もなかなかにすさまじく、三省堂の大辞林の「そもそも」の個所に「どだい」という記述があり、「どだい」に「物事の基礎、基本」という意味があったから、「そもそも」に「基本的に」という意味があるというアクロバティック三段跳びのようなことを言い出したのです。滅茶苦茶すぎますね。こんなのがまかり通るなら、大辞林の「そもそも」には「起こり」とも書いてある「起こり」を引くと「起源」の他に「原因」とも書いてある。安倍ロジックでいくと、「そもそも」には「原因」という意味もあることになってしまいます。そんなバカなことがあってたまるか。


辞書を引いていなかったことを認めざるを得なかった嘘つき安倍晋三


このように、苦し紛れの言い訳をして逃げる安倍晋三。そして、ついに安倍晋三は辞書を引いていなかったことを認めました。

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毎日新聞5月26日

>>安倍晋三首相が引用した「そもそも」の語意について「首相が自ら辞書を引いて意味を調べたものではない」とする答弁書を決定

では、山尾志桜里に言った、「念のために辞書で調べてみた」とはいったい何だったのでしょう。安倍晋三は、辞書を引いてもいないくせに辞書を引いたと虚偽答弁をして、自分の日本語の拙さを棚に上げて、あたかも質問した野党が日本語力がないかのように見せる中傷を行ったわけです。


辞書を引かずに、辞書を引いたと虚偽答弁。

自分が間違ってるのに相手が間違ってるかのように見せかける。

「これはすでに多くの方がご承知の通り」「もしかして山尾議員はご存じなかったのかもしれませんが」と笑いながら嫌味を言う。(しかも、そんなことを「ご承知」の人など、この世に安倍晋三一人だけしかいなかった)


私も一応念のため、三省堂の大辞林で「下衆」という言葉を調べてみました


げす【下種・下衆・下司】(名詞・形容動詞)

品性が下劣なこと。また、そのような人やさま。 「 -な考え」


間違っていなさそうなので使います。


もう、こんな嘘つきな下衆野郎を総理大臣にしてありがたがるのは、いい加減やめようじゃないか。



この国に、これまでこの男以上に下衆な総理大臣が存在したでしょうか。もうそろそろ、これまでこの男を支持していた人たちも、黒を白だ、赤信号を青信号だと言い張るのはやめて、この男の信じがたいほどの下衆さに気づくべき時期に来ているのではないでしょうか。

(安倍の「ゲス」さについては、作家の北原みのり氏も記事を書いているので、ぜひ読んでもらいたいです)

日本を壊した安倍政権
牧田 寛
扶桑社
2020-12-02

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