この記事は2018/10/03の再掲です
<ざっくり言うと>
- 柴山昌彦文科大臣、身を挺して他人を助けた人たちを、「国民は自己の権利の主張ばかりするな」というメッセージに利用。
- 自民党は日本に百害あって一利なし。
就任一日目から、「教育勅語の現代アレンジを作ることは検討に値する」というとんでもない発言で物議をかもした柴山昌彦文科大臣。教育勅語については以前何度も記事を書いたので、こちらを読んでおいてください。
なお、教育勅語は1948年に、衆参両院で排除と失効の決議がなされていますが、その際に衆議院では教育勅語の根本理念が国民主権と基本的人権の尊重に反していることが確認されて、排除が決議されています。稲田朋美とか柴山昌彦を始めとして、「教育勅語にもいいことが書いてある」とか言ってるやつが大勢いますが、根本理念が国民主権と基本的人権に反しているのですから、アレンジしようが現代教育で使うべき代物でないことは明らかですね。
さて、この柴山、なんと過去にこんな発言をしておりました。
自己の権利を声高に主張する人たちは、身を呈して電車にひかれそうなお年寄りを助けようとした横浜の女性や、震災時に命にかえて最後まで避難放送を続けた南三陸の職員を、どう捉えているのだろう。
— 柴山昌彦 (@shiba_masa) 2013年10月4日
さすがにこれはひどすぎる。政治家以前に人間として酷い。
身を呈して他人を守ろうとした勇敢な人たちを、自己の権利を主張することを批判するために使うって、どれだけ腐ってるんでしょうか、この男は。こういう悲劇や自己犠牲を「国民は権利ばかり主張するな」というメッセージに利用する。ちょっとなかなかできない非道ぶりだとおもいます。
国民が自己の権利を主張することを認めない政治家。自己や災害時の勇気ある行動を、権利抑圧に利用する政治家。
こんな政治家、いりますか?
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コメント
そもそも政治家がやるべきことは犠牲が出ない社会制度、仕組みを作ること
それを棚に上げて国民に犠牲を強いたり権利主張するなと言うのは職務放棄でしかない