<ざっくり言うと>
- 竹田恒泰、「日本は建国から2671年、民間人が戦争の攻撃対象になったことはない」と発言。竹田恒泰が歴史を知らないことは明らか。

少し前に『検定不合格教科書』というのを出版した竹田恒泰。かつて、こんなこと言ってたんですね、知りませんでした。

>>我が国は、建国から2671年の歴史を持つ、現存する国家の中で世界最古の国家である。
>>しかも、民間人が戦争の攻撃対象になったことはなく、悠久の平和のなかで比類なき文化を築いてきた。
>>君たちには、夢と志を持つ日本の歴史を学んでもらおう
何と、竹田恒泰は空襲も原爆投下も沖縄戦も知らなかった!!??
建国2671年なんてのも歴史じゃなくて神話なんですが、「民間人が戦争の攻撃対象になったことはない」とは神話以上です。恐れ入りました。
それとも、これは、「日本は民間人を戦争の攻撃対象としたことはない」という意味でしょうか? 竹田がどっちの意味で言っているのか、これだけだと判断できませんが、その場合も、
非戦闘員も多数犠牲になった朝鮮出兵も、
重慶爆撃も、
シンガポール華僑粛清事件も、
マニラ大虐殺も、
南京事件を知らないと見えます。(竹田は南京での民間人殺害を否定するでしょうが、日本政府は南京で非戦闘員の殺害が行われたことは否定できないとしています)
それどころか、日本軍は沖縄で住民に集団自決を強いたり、久米島守備隊住民虐殺事件を起こしたりして、敵国の民間人どころか自国の民間人さえ殺したのに。
しかも「悠久の平和の中で比類なき文化を築いてきた」って、この男、小中学校で社会科の勉強を一切しなかったんじゃないかと疑いたくなります。「悠久」とは「遠い過去から遠い未来まで果てしなく続くこと。また、そのさま。永遠」(精選版 日本国語大辞典)なんですが、竹田恒泰の脳内では、日本はず~~~っと平和だったんでしょうか? 日本の歴史を見たら、古代から戦争だらけだってことぐらいわかるはずなんですが…。
この男の脳内では、壬申の乱も、保元・平治の乱も、承久の乱も、応仁の乱も、戦国時代も、日清・日露戦争も、太平洋戦争も、全部なかったことになっているんですかね? 日本が長期にわたって平和を享受したのなんて、江戸時代と、太平洋戦争後ぐらいだと思うんですけど。
富山県朝日町の教育委員会が、竹田の「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」という講演会を中学高校の授業として生徒全員参加で聞かせようとしたことがあったのですが、こんな出鱈目を堂々と言える人間の講演会を中学高校の授業に組み込もうなど、言語道断ですね。
中高生に「日本は建国から2670余年の歴史を持つ現存する世界最古の国家で、民間人が戦争の攻撃対象となったことはなく、悠久の平和のなかで比類なき文化を築いてきた。だから日本は世界で一番人気があるのだ」なんて神話や妄想を中高生に吹き込まれたら日本の知性の底が抜けてしまいます。
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