<ざっくり言うと>
- 『現代ビジネス』、「リアル・クリア・ポリティクスがバイデン当確を取り消した」というデマを鵜呑みにして「オールドメディアがー」「不正がー」「集計がー」という記事を掲載。
- 全く同じデマを、前日に平井文夫が記事にし、即日削除されている。
- ネットデマを鵜呑みにして記事を書くような『現代ビジネス』に、「オールドメディアがー」などと批判する権利はかけらもない。
- (追記:講談社に抗議したすぐあと、当該記事は削除された)
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前回、「リアル・クリア・ポリティクス(以下RCP)」がバイデン当確を取り消したというデマを記事にしました。
私がこの記事をアップしたころ、今度はフジテレビの平井文夫が全く同じデマを根拠にデマ記事を書き、即日デマの指摘が入り、訂正され、12日午前0時には記事そのものが削除されました。
ところが、更に呆れたことに、平井文夫のデマ記事が削除された後に、全く同じデマでメディア批判を展開したところがありました。講談社の『現代ビジネス』です。そこでは「まだ終わらない米大統領選挙、『バイデン三日天下』はありうるのか?」という記事が掲載されていました。
そこにはこのように書かれていました。
前回記事でもご紹介しました通り、RCPはペンシルベニア州もアリゾナ州も当確を出していないだけで、「バイデン当確を出していたのを取り消した」というのはデマです。このデマを広めたのは元NY市長でトランプの側近であるジュリアーニのようですが、RCP代表者のTom Bevanは即日このデマを否定しています。
10日に加藤清隆がこのデマを拡散し、翌日には私はそのデマを指摘する記事をアップしました。
11日、平井文夫が同じデマを拡散しましたが、即日記事が削除されました。
驚くべきことに、『現代ビジネス』は、さらに翌日の12日になって、いまだにこのデマを拡散しているのです。
このデマに基づいて、
「オールドメディアが『バイデン勝利』と報道する根拠そのものが崩壊しつつある」
「今回の大統領選挙の投票・集計がきちんと管理されていなかったことだけは明らかである」
とか言ってるんだから、なんとも恥ずかしい話です。ツイッターのデマを鵜呑みにして拡散しながら、「オールドメディアがー」とかよくもまあ言えたものです。
未だに「選挙は終わっていない」「バイデン勝利は確定じゃない」と言ってる連中の主張なんて、どれもこのレベルです。「死者が投票した」なんてデマについては、アメリカの政府機関である国土安全保障省国家保護・プログラム総局が公式HPで否定しているほどです。
そのほかのデマに関しては、こちらにまとめておきましたので是非ご覧ください。
トランプ陣営や応援団が主張している者はどれもこの『現代ビジネス』がばらまいているデマのような低レベルなものにすぎません。
こんなネットデマに騙されるような男が「私なりに現在の情報を総合的に判断すると、たぶん50%以上の確率でトランプ再選となる」などと言っているのですから、情けないにもほどあります。こんな既に平井文夫も誤りを認めて削除したようなデマに騙されてるような奴が、「私なりの現在の情報を総合的に判断」とか何を言っているんだか。
天下の講談社の『現代ビジネス』がこんな記事を載せるとは情けない。ここの編集部はネットで調べればすぐにわかる程度のファクトチェックぐらいできないんですかね?
==追記==
本日(11月13日)、私が講談社に当該記事に対して抗議をしたところ、すぐにネットから削除されました。

ちゃんと魚拓を取っておかなかったので失敗したなと思っております。アーカイブに記事が残っておりましたので、どれだけ低劣な記事かご確認ください。
バイデン勝利を伝えているメディアを「オールドメディアや大手SNSは、中国共産党の機関紙『人民日報』に匹敵する、民主党の機関紙『民主日報』になっている」などと妄言を吐きながら、自分がデマを流していたのですから、どうしようもない醜態です。
さらに、リンカーンの言葉(らしい)を引用し、「すべての人を少しの間騙すことはできる。一部の人を永遠に騙すこともできる。しかし、すべての人を永遠に騙すことはできない」とか言っていますが、まさにブーメラン。低知能ネトウヨを一時的に騙すことはできましたが、結局記事そのものを削除されてしまう低劣ぶり。
しかし、現代ビジネスは無言で記事を消しただけで、謝罪文も訂正文も何も掲載しておりません。
「この新聞のこの記事がおかしい」と批判するならともかく、「オールドメディア」などと十把一絡げにして批判する奴に、ろくなやつは絶対にいません。例外なく、自分をオールドメディア以上に正確だと勘違いした低劣な思いあがったバカだけです。
==追記2==
「投票用紙にGPSが仕掛けられている」というデマを流した篠原常一郎(古是三春)は、このデマ記事を拡散していました。
他にも、記事が削除された後、陰謀論的なものがツイッターに出回っていますが、何のことはない、周回遅れのデマ記事だから削除されただけです。
妄想も陰謀論もいい加減にしましょうね。
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前回、「リアル・クリア・ポリティクス(以下RCP)」がバイデン当確を取り消したというデマを記事にしました。
私がこの記事をアップしたころ、今度はフジテレビの平井文夫が全く同じデマを根拠にデマ記事を書き、即日デマの指摘が入り、訂正され、12日午前0時には記事そのものが削除されました。
ところが、更に呆れたことに、平井文夫のデマ記事が削除された後に、全く同じデマでメディア批判を展開したところがありました。講談社の『現代ビジネス』です。そこでは「まだ終わらない米大統領選挙、『バイデン三日天下』はありうるのか?」という記事が掲載されていました。
そこにはこのように書かれていました。
今回の大統領選挙において「組織的不正」があったかどうかは、既に数千件にも達したとも伝えられる選挙不正に関する告発の裁判・審査などを通じて明らかにされていくだろうが、それ以前にオールドメディアが「バイデン勝利」と報道する根拠そのものが崩壊しつつある。まことに呆れたことに、まだ「リアル・クリア・ポリティクスがバイデンの獲得選挙人の数を訂正して減らしたというデマを信じています。とてもメディア人のやることではありません。
2000年に創設された評価の高い政治ニュース・世論調査データ収集サイトである「リアル・クリア・ポリティクス」によれば、バイデン氏が現在獲得可能な(と見積もられる)選挙人の数は259人だけであり、バイデン氏は「当選確実」などではないことは明らかだ。
ちなみに、このサイトでも当初はバイデン氏が280人以上獲得と報じていたようだが、その後の開票作業結果の「訂正」によってバイデン氏の票が大幅に減ったとのことだ。
その「訂正」しなければならなかった票は「不正」なのか「間違い」なのか今のところ定かではないが、今回の大統領選挙の投票・集計がきちんと管理されていなかったことだけは明らかである
前回記事でもご紹介しました通り、RCPはペンシルベニア州もアリゾナ州も当確を出していないだけで、「バイデン当確を出していたのを取り消した」というのはデマです。このデマを広めたのは元NY市長でトランプの側近であるジュリアーニのようですが、RCP代表者のTom Bevanは即日このデマを否定しています。
This is false. We never called Pennsylvania, and nothing has changed. https://t.co/YXZ1PjI7Ud
— Tom Bevan (@TomBevanRCP) November 10, 2020
10日に加藤清隆がこのデマを拡散し、翌日には私はそのデマを指摘する記事をアップしました。
11日、平井文夫が同じデマを拡散しましたが、即日記事が削除されました。
驚くべきことに、『現代ビジネス』は、さらに翌日の12日になって、いまだにこのデマを拡散しているのです。
このデマに基づいて、
「オールドメディアが『バイデン勝利』と報道する根拠そのものが崩壊しつつある」
「今回の大統領選挙の投票・集計がきちんと管理されていなかったことだけは明らかである」
とか言ってるんだから、なんとも恥ずかしい話です。ツイッターのデマを鵜呑みにして拡散しながら、「オールドメディアがー」とかよくもまあ言えたものです。
未だに「選挙は終わっていない」「バイデン勝利は確定じゃない」と言ってる連中の主張なんて、どれもこのレベルです。「死者が投票した」なんてデマについては、アメリカの政府機関である国土安全保障省国家保護・プログラム総局が公式HPで否定しているほどです。
そのほかのデマに関しては、こちらにまとめておきましたので是非ご覧ください。
トランプ陣営や応援団が主張している者はどれもこの『現代ビジネス』がばらまいているデマのような低レベルなものにすぎません。
こんなネットデマに騙されるような男が「私なりに現在の情報を総合的に判断すると、たぶん50%以上の確率でトランプ再選となる」などと言っているのですから、情けないにもほどあります。こんな既に平井文夫も誤りを認めて削除したようなデマに騙されてるような奴が、「私なりの現在の情報を総合的に判断」とか何を言っているんだか。
天下の講談社の『現代ビジネス』がこんな記事を載せるとは情けない。ここの編集部はネットで調べればすぐにわかる程度のファクトチェックぐらいできないんですかね?
==追記==
本日(11月13日)、私が講談社に当該記事に対して抗議をしたところ、すぐにネットから削除されました。

ちゃんと魚拓を取っておかなかったので失敗したなと思っております。アーカイブに記事が残っておりましたので、どれだけ低劣な記事かご確認ください。
バイデン勝利を伝えているメディアを「オールドメディアや大手SNSは、中国共産党の機関紙『人民日報』に匹敵する、民主党の機関紙『民主日報』になっている」などと妄言を吐きながら、自分がデマを流していたのですから、どうしようもない醜態です。
さらに、リンカーンの言葉(らしい)を引用し、「すべての人を少しの間騙すことはできる。一部の人を永遠に騙すこともできる。しかし、すべての人を永遠に騙すことはできない」とか言っていますが、まさにブーメラン。低知能ネトウヨを一時的に騙すことはできましたが、結局記事そのものを削除されてしまう低劣ぶり。
しかし、現代ビジネスは無言で記事を消しただけで、謝罪文も訂正文も何も掲載しておりません。
「この新聞のこの記事がおかしい」と批判するならともかく、「オールドメディア」などと十把一絡げにして批判する奴に、ろくなやつは絶対にいません。例外なく、自分をオールドメディア以上に正確だと勘違いした低劣な思いあがったバカだけです。
==追記2==
「投票用紙にGPSが仕掛けられている」というデマを流した篠原常一郎(古是三春)は、このデマ記事を拡散していました。
ほんのちょっとだけ、論調変わって来ましたね。なにせ「勝ち負け」はあるにしろ、共和党は党の命運かけて仕掛けてますから。また現地情報入ったら、発信しますね!https://t.co/CNA4664Wjn
— 篠原常一郎(古是三春)・ゴスロギ (@polyanochika) November 13, 2020
他にも、記事が削除された後、陰謀論的なものがツイッターに出回っていますが、何のことはない、周回遅れのデマ記事だから削除されただけです。
先日まで「バイデン三日天下はありえるか?」みたいなタイトルの記事があったのに、リンクをたどっても削除されている。Googleの履歴やおすすめニュースにはしっかり出てきているのに、クリックしても「削除されました」だよ。
— パパSE🇯🇵 (@thirdred55) November 14, 2020
ナニコレ、バイデン馬鹿にしたらダメなの?
現職の大統領選、副大統領、国務長官がこの姿勢、どうもきな臭い集計ソフトの話題が出始めると、選挙人確定、不正はなかったの情報を出し、バイデン三日天下の記事を削除、トランプ側のネガティヴキャンペーンを始めるメディア。
— knd0063 (@knd0063) November 14, 2020
なんか変です。
バイデン三日天下
— 元社長@中小企業診断士 (@shindanshi_2020) November 14, 2020
このキーワードは検閲対象との噂。
トライする。 pic.twitter.com/XOzu8aKnSL
まだ終わらない米大統領選挙、「バイデン三日天下」はありうるのか?(現代ビジネス>この記事がさっそく削除
— こんな政治を知ってるかい? (@chocoho19312) November 13, 2020
されてる。激怒。
妄想も陰謀論もいい加減にしましょうね。
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