マイナンバーカードによる保険証廃止が問題になっていますが、池田信夫がまた嘘を吐いていました。

もう一つの可能性は、日共の末端（民医連など）が意図的に保険証の使い回しを促進していることだ。こういうケースは生活保護世帯に多いが、彼らは日共の集票基盤。

— 池田信夫 (@ikedanob) August 3, 2023

＞＞日共の末端（民医連など）が意図的に保険証の使い回しを促進している
＞＞こういうケースは生活保護世帯に多いが、彼らは日共の集票基盤。


なぜこの男はこうも平然とデマを吐けるのでしょう？　どうやらこの男の脳みその中では、生活保護世帯は保険証の使いまわしをしていて、そういう人たちは共産党の支持基盤なんだそうです。


ところが、厚労省のHPによれば、

生活保護受給者は、国民健康保険の被保険者から除外されているため、ほとんどの生活保護受給者の医療費はその全額を医療扶助で負担。

だそうです。生活保護を受けているなら医療費の自己負担は無くなるので、保険証の使いまわし以前に保険証を持つ必要がないですね。（実際、国保の保険証は所有できない）


勤務先の健康保険証を持つことは可能ですが、先ほどの厚労省HPによれば「被保護者の被用者保険加入率は2.4％」（平成18年被保護者全国一斉調査）だそうです。平成18年のデータなので少々古いですが（新しいデータがあれば教えてください）、制度は変わってないのでこの数字が大きく変わってるということはないでしょう。


だから生活保護受給者に保険証の使いまわしが多いなんてのは大嘘です。何の根拠もない池田信夫の妄想です。


また、生活保護受給世帯が共産党の支持基盤になっているなんてデータは存在しません。この男は「生活保護」＝「不正」という妄想偏見デマを利用して、「共産党」＝「不正」という図式に持って行きたかっただけなのでしょう。


生活保護に関しては碌に調べないでデタラメを言うやつが本当に多いので、ツイッターなどでソースがない情報を目にしても、決して信じないようにしましょう。公的なデータを確認することが必要です。

↓生活保護と外国人に関するデマ






なお、池田信夫は『アゴラ』という自称言論プラットフォームを運営していますが、池田信夫がやっているというだけで察しが付くでしょうが、碌なサイトではありません。『アゴラ』やその関係者によるデマやデタラメをいくつかご紹介しておきますので、お時間ある方はお読みください。「言論」を名乗るに値しないサイトだとすぐにご理解いただけるでしょう。




↓ブログ運営のための応援の支援をお願いします
OFUSEで応援を送るTweet
↓１日１回押さないと真の愛国者になれなくなってしまう呪いのボタン