<今回のデマ>
  • 国立アイヌ民族博物館(ウポポイ)で、アイヌと全く関係ない「おばけのマール展」が開かれている
<デマ拡散者>
  • 小野寺まさる

<事実>
  • 展示は『おばけのマール』展ではなく『おばけのマールとすてきなことば』展。
  • 『おばけのマールとすてきなことば』はウポポイ開業に合わせて、ウポポイを舞台に、アイヌ語と日本語で書かれた絵本。「すてきなことば」とはアイヌ語のこと。絵本の制作にはウポポイ職員も関わっている。アイヌと関係ないどころかウポポイとアイヌど真ん中。
↓ウポポイを舞台にアイヌ語と日本語で書かれた絵本を「アイヌと全く関係ない」と言ってしまう小野寺まさる。「馬鹿すぎて笑うしかない」のは、その程度のことも調べない小野寺まさるの方。
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ネットで検索することさえ碌にしないくせに、自分は賢いつもりで知ったかぶりでデマをバラまく。それが日本保守党というデマゴーグ集団の一人、元自民党の小野寺まさるという男です。とにかくアイヌについて文句をつけたい小野寺まさるは、今度はこんなことを言い出しました。

>>“国立”アイヌ民族博物館の特別展は「おばけのマール展」。
>>最早アイヌと全く関係ない。
>>この展示にアイヌ政策の為の税金が使われるのか?(笑)
>>馬鹿すぎて笑うしか無いが、
>>アイヌ民族博物館にこれを観に来る人がどれだけ居るのだ?
>>そのうち「ちびまる子展」や「ドラえもん展」始めるぞ…これ。



本当にこの男は救いようがない。この男が『おばけのマールとすてきなことば』も、ウポポイの公式HPも検索していなかったことは明白です。『おばけのマールとすてきなことば』は、ウポポイとアイヌ語をテーマにした絵本なのです。もちろん「すてきなことば」とはアイヌ語の事です。



絵本『おばけのマールとすてきなことば』紹介

 絵本『おばけのマールとすてきなことば』の展示コーナーも、第5回テーマ展示「ウポポイナイトミュージアム」から引き続きお楽しみいただけます。ウポポイ(民族共生象徴空間)を舞台とした絵本『おばけのマールとすてきなことば』 (え・なかいれい、ぶん・けーたろう)は、「おばけのマール」シリーズ誕生15周年となる10作品目として、ウポポイ開業に合わせて制作され、2020年4月24日に発売されました 。

絵本制作には当館職員も協力しており、現在はウポポイのグッズとしてウポポイ内のショップでも販売されています。 タイトルにある「すてきなことば」とはアイヌ語のことで、「イランカラㇷ゚テ」「イヤイライケレ」「ピㇼカ」など身近なアイヌ語がページごとに登場しているアイヌ語の絵本です。また、他の絵本「おばけのマール」シリーズにはない、多言語版があるのも特徴です。 ここでは、『おばけのマールとすてきなことば』の原画とともに、絵本に登場する民具を展示しています。また、絵本に出てくるアイヌ語やアイヌ文化について学べる体験型展示もあります。(特別展の公式HP

↓中身のサンプル。アイヌ語と日本語で書かれている。
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『おばけのマール』シリーズは北海道出身の作者による作品で、丸山動物園や札幌時計台や雪まつりなどの北海道の観光地やイベントが描かれている絵本です。そして、10作目である『おばけのマールとすてきなことば』は2020年刊行で、主人公のマールがウポポイで北海道犬と出会うというストーリーなのです。
最新10作目「すてきなことば」

 テーマはアイヌ 4月には、北海道白老町にできるアイヌ文化復興・発展のための国立施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の開業に合わせ、10作目「おばけのマールとすてきなことば」を刊行した。ウポポイで北海道犬と出会ったマールが、けんかしたり仲直りしたりして、シマフクロウやキタキツネら友だちと踊ったり歌ったりする内容だ。文は「イランカラプテ」(こんにちは)「イヤイライケレ」(ありがとう)などやさしいアイヌ語で書かれている。
朝日新聞2020年5月17日
『おばけのマールとすてきなことば』はアイヌと関係ないどころか、ウポポイを舞台に、アイヌ語と日本語で書かれた物語なのです。それを「アイヌと全く関係ない」とか言っちゃう小野寺まさるにはあきれるしかないです。

見てないくせに「見てきた」と嘘をつく小野寺まさる


しかも、この男は全く調べないでこんなデタラメ中傷ツイートをするだけではありません。「館のサイトさえも読んでいないんだろう」と言う批判に対し、小野寺は「実際に行って見てきたよ(笑)」と答えています。

しかし、小野寺がこのツイートをしたのは2024年3月16日午前8時04分

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『おばけのマールとすてきなことば』展の開会は2024年3月16日午前9時

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小野寺のツイート時点では、まだ展示が開会さえしていないのです。


ウポポイに電話して確認したところ、15日に見るチャンスもあったようですが、少なくとも小野寺が最初のツイートをした3月14日時点では関係者以外は見ることができませんでした。

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だから3月14日のツイート時点で小野寺が展示を見ていなかったことは確実です。


小野寺が展示を見ないまま「見てきた」と言ったのなら嘘つきですし、見たうえでなおも「アイヌと全く関係ない」と主張しているのなら理解不能な指向です。


「サザエさんはアイヌに取り込まれ済み」という小野寺まさる


さらにデマ男はこんなことまで言います。

とにかくアイヌを攻撃したい小野寺まさる。この男の脳みそレベルだと、サザエさんのOPでウポポイが描かれたら「サザエさんはアイヌに取り込まれ済み」らしいです。

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しかし、サザエさんを見たことがある人ならご存じでしょうが、サザエさんのOPではサザエさんが日本のあちこちを旅しています。

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2022年秋に放送されたOPの舞台は北海道で、そのなかでウポポイが1分30秒のOPのうち10秒映ったにすぎません。



ウポポイの他にもいくつもの北海道の名所が映っています。

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それを「サザエさんはアイヌに取り込まれ済みです」とか、まるで何かの陰謀かのように言う小野寺まさる。じゃあサザエさんは阿寒湖にも取り込まれてるし、札幌時計台にも取り込まれてるし、ばんえい競馬にも取り込まれてますね。何がいけないんだか。戦時中に「野球は敵性スポーツだ」とか言ってた連中みたい。


小野寺まさるという男は常にこうです。何一つ調べず脊髄反射的にアイヌデマをまき散らす。日本保守党なんてこのレベル。どんなことでも自分の妄想に合わせてデマと悪意をまき散らす。日本にとって百害あって一利ない集団です。こんなものを国政政党にするのは民主主義国家の国民としての自殺です。

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