<ざっくり言うと>
- トランスジェンダーの人が手術なしで戸籍上の男女を変更できるようになり、実際に変更した人がニュースになった。
- 案の定、「男が女湯に入ってくる」という筋違いなヘイトがネットに垂れ流される。
- 厚労省は公衆浴場は心ではなく身体的特徴により区別すると通達を出している。
- 手術なしでの戸籍変更を可能にした判決でも、裁判官は「自称すれば女性用の公衆浴場等を利用することが許されるわけではない」と明言している。
- LGBTのせいで性犯罪が起きるかのようなヘイト増長はいい加減にするべきである。
↑大間違い。実際には女性の体のままでの男性への戸籍変更だし、戸籍変更と公衆浴場の利用は関係ない。
性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更するには生殖能力を無くす手術が求められていましたが、昨年最高裁はこの規定に違憲判決を出し、手術なしで戸籍上の性別変更ができるようになりました。そして、今年5月に、岩手県で手術なしで女性から男性に戸籍上の性別変更が認められた人が出ました。

これはあくまで戸籍の変更にすぎないのですが、予想通り、LGBT批判を展開する人たちは男性が「心は女性」と言って女子トイレや女湯に入るぞと吹聴しています。
は!?
— 楓龍 (@orba_futa) June 7, 2024
絶対この事例を盾に犯罪行為する糞ゴミ性犯罪者どもが出てくるって。
https://t.co/Y8cCM6nUwJ
この方は「女→男」へ手術無しで性別変更できたケース。
— いつか丁寧に暮らしたい (@teineinikuraso5) June 7, 2024
逆の場合は慎重にして欲しい。
男湯に「在るべき物が無い」人間が居るのと、女湯に「在るはずのない物が有る」人間が居るのって、
全く別次元の話だと思うのよ。https://t.co/5fuJhQjjhS
女性が男性に手術なしで。
— Lou (@Lou078117117572) June 7, 2024
女性にとっては逆が怖いですよね。
生きづらかったかもですが、
こちらは生きづらくなりました。
「性同一性障害」手術なしで性別変更 自分らしく生きる道を切り拓いた岩手・一関市の会社員 https://t.co/43hKVM7FAY
うーん、これは私は納得いかないな😏
— カコルド (@LYelXHVO4EoYSqn) June 7, 2024
逆のパターンで、男性が手術もせずに「心は女性!」と主張して女性トイレな女性風呂に入れるとしたら、おかしくない?😏
https://t.co/rPclZFKcAf
女性から男性へ戸籍上の性別を変更することが盛岡家庭裁判所に認められた。
— かき揚げ2🇯🇵 (@MhmdMhXr5bO11KX) June 7, 2024
チンポナシが男湯に来られてもな。 https://t.co/SlOjBmxdnD
現在の厚労省の通達においては、公衆浴場では身体的特徴で男女を取り扱うと通達が出ています。別に戸籍が変更されたからと言って、身体的特徴と違う風呂に入れるわけではないのです。そもそも風呂に入るときにいちいち戸籍提示するわけじゃないでしょうが。
そもそも、手術なしで戸籍変更を認めるとした最高裁判決でも、
「自称すれば女性用の公衆浴場等を利用することが許されるわけではない」
とはっきりと言われています。公衆浴場は心ではなく身体的特徴によって区別することには、LGBT法連合会も同意しています。
こういう話が出るたびに「男が女風呂に入るぞ!」と言い、LGBTのせいで犯罪が起きるかのように吹聴するのは、LGBTの人たちに対して非常に侮辱的であると思います。
高須克弥、記事も読まずに中傷
今回は女性→男性の戸籍変更だったのですが、高須克弥氏は記事さえ読まずに批判しました。
>>堂々と股間に武器をぶらさげて女湯に入って来るのか!堂々と股間に武器をぶらさげて女湯に入って来るのか! https://t.co/MMRV11sH7y
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) June 7, 2024
何とも下品ですが、そもそも体は女性なので、「股間に武器をぶらさげて女湯に入って来る」なんてことはないんですけどね。記事も読んでないことが分かります。
これに対して、なんとご本人が反応。
>>高須先生!誤解があると思う!!こんにちは、本人です
— 大滝 洸(Hikaru) (@hikaru_acht) June 7, 2024
高須先生!誤解があると思う!!
私は 女→男 に戸籍上の性別を変更したんです
ぶら下げるものがない🥺
そして温泉等は10年以上入っていないです
そもそも施設管理者が認めない限り入浴はできないので、身体が戸籍がどうであろうと 入りたいと思って入れるものじゃないです。
>>私は 女→男 に戸籍上の性別を変更したんです
>>ぶら下げるものがない🥺
>>そして温泉等は10年以上入っていないです
>>そもそも施設管理者が認めない限り入浴はできないので、身体が戸籍がどうであろうと 入りたいと思って入れるものじゃないです。
冷静な対応ですね。これに対して高須克弥はこう返信。
>>僕は海外でトランスジェンダーのオペを幾つも経験しております。大滝洸様
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) June 7, 2024
僕は海外でトランスジェンダーのオペを幾つも経験しております。
外見の性差を心の性差と一致させる手術に偏見はありません。
大滝様の逆のケースも経験しております。
女性から男性のケースです。筒状皮弁で作って差し上げたペニスを誇らしそうにぶら下げた患者様の笑顔は忘れられません。…
>>外見の性差を心の性差と一致させる手術に偏見はありません。
>>大滝様の逆のケースも経験しております。
>>女性から男性のケースです。筒状皮弁で作って差し上げたペニスを誇らしそうにぶら下げた患者様の笑顔は忘れられません。
>>僕には女性器をお持ちの大滝様を男性として受け入れることは困難であります。ご理解ください。
えええ!? 何言ってんのこの人!?
「外見の性差を心の性差と一致させる手術に偏見はありません」って、だから何?
「僕には女性器をお持ちの大滝様を男性として受け入れることは困難であります」って、別に高須にそんなの認めてもらわなくたっていいよ。
と思ったら、案の定ご本人が私が思った通りのことを。
>>私は 高須先生に 男性と見されたく 戸籍上の性別を 女 → 男 変更した訳ではないので 理解されなくていいんです。返信ありがとうございます。
— 大滝 洸(Hikaru) (@hikaru_acht) June 7, 2024
私は 高須先生に 男性と見されたく 戸籍上の性別を 女 → 男 変更した訳ではないので 理解されなくていいんです。
「私は男だ!」と 誰かに認めて貰いたく 戸籍上の性別を変更したのではなくて
本人確認の場面で 身なりと戸籍上の性別が相違していることで 社会生活上…
>>本人確認の場面で 身なりと戸籍上の性別が相違していることで 社会生活上 不便•不都合があるから それを 少しでも是正したく 手続きしました。
LGBTご本人の言葉は説得力ありますね。
それに対して高須克弥は全くお詫びになっていないお詫びめいた発言で返しました。
>>僕は自称トランスジェンダーの方々が浴場やトイレで権利を主張するのに懸念をいだいております。大滝様
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) June 8, 2024
僕は自称トランスジェンダーの方々が浴場やトイレで権利を主張するのに懸念をいだいております。
僕の思いをわかりやすく表現をしてしまい、誤解を生んだようです。
大滝様に不快な思いをさせたことをお詫びします。
>>僕の思いをわかりやすく表現をしてしまい、誤解を生んだようです。
出たよ、この手の人が使う言い訳の定型表現。「誤解を生んだ」。どうしても「記事を読まずに中傷した」ということは認めたくないようですね。高須の表現は「懸念をいだいています」ってものじゃないし、わかりやすくもなく、ただの下品な中傷でしかないですけどね。
繰り返しますけど、現在厚労省の通達では、公衆浴場でトランスジェンダーを理由に身体的特徴と異なる性の風呂を使うことは認めないことになっていますし、これにはLGBT法連合会も同意しています。
もういい加減この手のことで「男が女湯に入れるようになる」だのなんだの騒ぐのやめましょう。LGBT理解増進法でも、手術なしでの戸籍変更でも、そんなことは全く言っていないのですから。
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コメント
ジェンダーの不一致に悩み性別を変更するような人が
公衆浴場使用に関する厚生労働省通達を知らないはずもないし、LGBT法連合会がそれに同意していることを知らないはずもありません。要らぬ差別を呼び起こすことがないよう、自らの行動を律する人です。この方の理知的な対応が、そのことを確信することの後押しになりました。
自分の周囲にトランスジェンダーであることをカムアウトした人はいませんが、LGBであればほぼ公言しているか若しくはそれが察せられる人が少なからずいました。また、親の勤務先の関係で転校も多かったので中学までは全国を回りましたが、そのように察せられる人がほぼ例外なくいたので、その人口は少なくないと思います。この人たちに対する差別には断固として反対します。
高須による謝罪文の中の「僕は自称トランスジェンダーの方々が浴場やトイレで権利を主張するのに懸念をいだいております。」発言は的はずれで、「浴場やトイレで権利を主張する自称トランスジェンダー」の存在は想定し難く、仮にいたとしてもその主張をそのまま容認したりはしない堅牢性が日本社会にあると思います。
※1の続き
ところで高須のようなのは論外ですが、リベラルと目される人ならLGBTに寛容なのか。そこにも私は疑問を抱いています。
例えば、あるリベラル系政治サイトでLGBT法についての話題になったとき、トランス排除的ラディカルフェミニスト(TERF)と呼ぶべきか、まさに「高須の最初の発言のようなトイレコメント」が物凄く大量に書き込まれることを何度か目撃しました。「オヤオヤ、外国人差別にあそこまで厳しい人たちのこの豹変ぶりは何?」という感じ。こちらのサイトでは一貫してそのようなことはありませんが。
一応はリベラルとみなされるあの場で起きたあの現象が
外部者によるアラシであったのか、
それとも通常は外国人差別への非難や反自民党の意見を書き込むような、普段あそこに住み着いている人物がLGBTに対してなら差別を始めるのか、
前者か後者かは定かではありませんが、
「他人がしている差別は悪いことだけど、自分がする差別は悪くない」と勘違いしている人は少なくないんじゃないか
と疑い始めるきっかけでした。
ここの管理人さんは、あらゆる差別はいけないという態度を鮮明にして有言実行。頭が下がります。
一方、ほぼ全方向に差別意識を向ける高須。これには肯定できるところが全くありません。
そしてハンドルネームさえない匿名の場には
普段は差別反対を唱えているのに、自分が嫌悪する対象に対しては差別を始めたり、放置・容認してしまう(ということが疑われる)人たち。この人たちにも与したくないと思ったものでした。
記事も読まずに他人を批判しているのがよく分かる。