<ざっくり言うと>
  • 「池上彰が『天安門事件で犠牲者は出ていない』と言った」は言うまでもなくデマ。
  • 池上氏は、天安門『広場』で犠牲者はいなかったといったのであり、長安街での虐殺には著書でも大学抗議でもしっかり触れている。
  • どんなに嫌い相手だろうとデマで貶めてはいけないという、当たり前のことも理解できないような生き物は人間と呼ぶにも値しない。
↓いつものデマゴーグ共がデマを拡散。恥を知れ!!
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どうやらネトウヨの脳みその中では、池上彰氏は天安門事件で「犠牲者は出ていない」と言ったことになっているらしいです。

本間奈々とかkakikoSHOPとか、いつもの大嘘つき共がデマを垂れ流していますね。もちろん頭のおかしいバカどもの大嘘です。このようにデマで人を貶めるやつは、文明社会の害虫であり人類の敵ですので、間違ってもこういう奴等の言うことは何一つ絶対聞かないようにしましょう。


実際の池上彰の天安門事件に関する記述をそうだったのか!現代史(集英社)から引用しましょう。(引用はいずれも2000年発行版より)


 学生たちのインターナショナルの歌声が途絶えた直後、赤色の信号弾が打ち上げられました。これが合図でした。装甲車、戦車、迷彩服姿の兵士が、一斉に広場に突入しました。   
 広場の周辺の長安街などでは、兵士が群衆に向かって無差別射撃を始めます。逃げ惑う人たちが、シャツを赤く染めて、次々に倒れました。
 装甲車に火炎瓶が投げつけられ、夜空を焦がします。 
 軍隊による群衆への発砲は、翌日も続きました。北京市内のホテルやや高層ビルん向けての無差別射撃もありました。
 「人民の軍隊」による、学生、労働者への発砲でした。(182-183頁)
 この武力弾圧で、いったい何人の学生が死亡したか、はっきりわかっていあません。中国政府の公式発表は、鎮圧側の兵士も含めて死者319人、負傷者9000人というものでした。これに対しては「死者の数があまりに少なすぎる」という声が一般的です。(184頁)

もう一冊、『そうだったのか!中国』から引用してみましょう。


広場周辺が地に染まった

 戦車や装甲車が一斉に広場に突入します。広場やその周辺に銃声が響きます。
 学生たちの七週間にわたる民主化要求の運動が、戦車によって踏みつぶされた瞬間でした。(略) 
 天安門広場周辺の主要道路である長安街では、兵士が群衆に向かって無差別射撃を開始します。逃げ惑う若者たちが、白いシャツを赤く染めて倒れていきます。(180頁)
 この事件で、一体どれだけの犠牲者が出たのか。真相は明らかではありません。中国政府の公式発表は、鎮圧側の兵士や警察官も含めて死者319人、負傷者9000人というものでしたが、この数字は実態よりはるかに少ないとみられています。(略)
 その後、1996年になって香港の雑誌は、中国公安部の報告として、民間人の死者523人、軍・警察の死者45人と伝えています。(182頁)
 なお、当初は、天安門広場でも多数の学生が殺害されたとみられましたが、その後の海外の報道機関の憲章によって、広場では死者が出ていなかったことが確認されています。   
 軍が突入する直前、広場にいた学生の代表と軍の指揮官との話し合いで、広場の東南方向に軍が避難路を用意していました。戦車や装甲車が広場に突入した際、学生たちはこの避難路から脱出していたのです。しかし、広場周辺の街路では衝突が繰り返され、兵士による無差別射撃で大勢の死者が出ました。(182頁)
池上氏の著書を読めば、池上氏が「天安門事件で学生の犠牲者はなかった」と言ったなんてことはあり得ないということは明らかです。


また、下の方が引用されている池上氏の東工大での抗議の動画を見ても、池上氏が「天安門【広場】では死者はいなかったが、長安街で大勢の人が殺された」言っていることが分かります。

同じデマはNHKに対しても行われましたね。このブログでは孫向文というデマゴーグが垂れ流しているのを紹介しました。



池上彰氏に対する好き嫌いは別として、デマで相手を貶めてはいけないなんてことは当たり前です。そんなこともわからない奴は人間と呼ぶにも値しません。絶対にこういう卑劣なデマゴーグ達に騙されてはいけないし、こういう奴等はこれからも激しく糾弾し、現実にもネットにも、デマゴーグと差別主義者たちの生きる場所がない社会を作っていかなければなりません。


言論の自由は守られなければなりませんが、憲法12条にあるように、我々は憲法で定められた権利を「濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負」っていますし、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければ」なりません。デマと差別は権利の濫用であり、公共の福祉に反する卑劣な行為です。我々は言論の自由を守ると同時に、このようなデマと差別を決して許さない社会を構築していかねばなりません。



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