(この記事は2020/10/25の再掲です)
<ざっくり言うと>
  • アンドリー・ナザレンコ、またヘイトデマを吐く。
    1. アンドリー・ナザレンコ、公務員になれるのを、自分にはできない「在日特権」扱いするが、地方公務員には、在日コリアン以外もなることが可能。国家公務員には在日コリアンでもなれない。したがって間違い。
    2. アンドリー・ナザレンコ、生活保護を自分にはできない「在日特権」扱いするが、生活保護は在日コリアン以外の外国人も受けられる。したがって間違い。
    3. アンドリー・ナザレンコ、通名を自分にはできない「在日特権」扱いするが、通名は在日コリアン以外の外国人も用いることができる。したがって間違い。
    4. アンドリー・ナザレンコ、外国人参政権を求めることを「自分の民族のみの優遇を求めること」だと非難するが、外国人参政権は民族に関係ない。したがって間違い。
    5. アンドリー・ナザレンコ、生活保護を「自分の民族のみの優遇を求めること」だと非難するが、生活保護は民族に関係ない。したがって間違い。
    6. アンドリー・ナザレンコ、朝鮮学校の無償化制度の適応を求めることを「自分の民族のみの優遇を求めること」だと非難するが、学校の無償化制度(支援金制度)が外国人学校にも適応されることは法律に明記されており、すでに多くの外国人学校に適応されている。したがって間違い。
  • ↓ここに書いてあることほぼ全てデマ
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アンドリー・ナザレンコがまたデマを吐いて、韓国朝鮮人への憎悪を剥き出しにしています。

以前書いた記事と重複しますが、改めて記事にしたいと思います。



目次



1.アンドリー・ナザレンコも公務員になれる


アンドリー・ナザレンコがどんな在留資格を持っているか知りませんが(→追記へ)、国籍に関係なく地方公務員になることは可能です。


問題となるのは国籍ではなく在留資格です。「永住者(特別永住者含む)」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」の4つには、日本での就職に制限がありません。例えば、奈良市の公務員の応募要件には、「日本国籍を有しない人で在留資格において就職等が制限されている者(採用予定日において制限のない者を除く)」は受験できないと書かれています。逆に言えば、在留資格において就職等が制限されていない外国人であれば、奈良市の地方公務員になることが可能です。

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少し前の情報ですが、大阪にはイギリス国籍の公務員もいました(参照)。


したがって、ウクライナ人のナザレンコも、永住者や定住者になれば、地方公務員になることが可能です。


地方公務員に外国人を採用するかどうかは自治体によりますが、少なくとも、「韓国籍・朝鮮籍は公務員になれるけど、ウクライナ国籍はダメ」というような自治体は存在しません。したがって、ナザレンコの言う「俺は公務員にもなれない」は間違いですし、在日コリアンの特権というのも間違いです。


なお、国家公務員には、永住者でもなることができません。国籍による特権は存在せず、在日コリアンも国家公務員にはなることができません。



2.アンドリー・ナザレンコも生活保護を受けられる


言うまでもなく、生活保護を受ける際に国籍は関係ありません。


生活保護を受けられるのは基本的に永住資格を持った人に限られますが、国籍は関係ないので、ナザレンコの「俺は生活保護も受けられない」という発言は間違いです。永住資格をとり、生活が子運休すれば受けられます。在日コリアンのみの特権ではありません。



3.アンドリー・ナザレンコも通名を使える


ナザレンコは前から「俺が使えない通名制度」などと言っていますが、通名を使うことに国籍の条件はありません。当然、ナザレンコも、使いたければ通名を使えます。


ただし、住民票に記載するためには「記載を求める呼称が、「国内における社会生活上通用していることが客観的に明らかとなる資料」です(総務省HP)。例えば、ナザレンコが、「オレは今日からナザレンコ・アンドリーではなく『流川楓』と名乗る!」と決めて、ずっとその名前で通して、ポイントカードなんかも全部その名前で登録して、年賀状とか請求書とかも「流川楓」で届くぐらいになったら、「国内において社会生活上通用している」ということになるので、晴れてナザレンコは「流川楓」として住民登録が可能になります。


通名使用が在日コリアンのみの特権だというのは間違いです。


したがって、このツイートでナザレンコが言っていることは、最初から最後まですべて間違いです。


これまでにも多くの人が指摘しているのに、ナザレンコは一向に自分の知を更新しようとしません。こんなデマツイートが1000回以上RTされ、4000回以上の「いいね」をもらっています。ナザレンコ本人は勿論ですが、ナザレンコのデマに騙されている人たちは、自分で調べようとはしないのでしょうか。


このようなデマに騙される人たちは、知というものを軽視しているように思えますが、このような知の軽視が、学術会議への敵視や軽視、デマにつながっているのだと思えてなりません。


ナザレンコは在日コリアンが「特権だらけなのに図々しい」と言いますが、特権などではないものを特権だと呼んで、自分が在日コリアンより冷遇されている被害者であるかのように言うナザレンコの方が、よほど図々しいでしょう。



4.まだまだあるぞ、アンドリー・ナザレンコのヘイトデマ


ナザレンコは、このように在日コリアンへの憎悪を剥き出しにします。
>>彼ら(在日コリアン)は社会全体ではなく、大体自分の権利しか主張しない


誰もが自分の権利を主張するのは当然のことですが、なぜ、ナザレンコの脳内では、在日コリアンは「自分の権利『しか』」主張しないことになっているのでしょう。


しかも、この批判で言っていることは、100%でたらめです。


どうやら、ナザレンコの脳内では、参政権よこせ、生活保護よこせ、学校を無償化しろというのは、「自分の民族のみの優遇を求める」に見えるらしいですが、ナザレンコの偏見と憎悪に基づいた間違いです。

4.1 外国人参政権


まず、参政権ですが、在日コリアンが、いったいいつ、「自分たちにだけ参政権をよこせ」と言ったのでしょう? 永住資格を持つ外国人や、長期滞在の外国人に、地方参政権を認めている国は少なからずあります。



外国人参政権を認めるかどうかは別として、求めること自体は何ら問題はありません。もしも「韓国朝鮮人にだけ参政権をよこせ」というのなら確かにおかしいでしょうが、永住者への参政権を求める声は聞いたことはあっても、韓国朝鮮人にだけ参政権をよこせという「自分の民族のみの優遇」を求めたという話など聞いたことがありません。ナザレンコの妄想と言ってよいでしょう。

4.2 生活保護


なぜかナザレンコの頭の中では、「生活保護=在日特権」となっているようですが、繰り返すように、生活保護は永住資格があれば、国籍は関係ありません。ナザレンコは、生活保護を受けることをあたかも「自分の民族のみの優遇を求める」ことかのように言いますが、そんな事実は存在しません。現在、生活保護は韓国朝鮮人に限らず、中国籍、フィリピン籍、ベトナム籍など、様々な国籍の人が受け取っています。

4.3 学校無償化


これもデマです。アンドリー・ナザレンコは、朝鮮学校に「高校無償化」の制度の適応を求めるのを「自分の民族のみの優遇を求める」ことだと非難していますが、実際には、「高校無償化」の制度は他の外国人学校に適応されています。


いわゆる「無償化法」は正式には「高等学校等就学支援金制度」と言います。公立学校だけではなく、私立学校も公立と同程度の援助が与えられ、また、一条校(学校教育法第1条に定めた小学校・中学校・高校・大学などの学校)以外にも適応されます。


そして、この「高等学校等就学支援金制度」は、外国人学校にも適応されます。「高等学校等就学支援金の支給に関する法律施行規則」の第1条第4項に、外国人学校にも適応されるとはっきり書いてあります。

高等学校等就学支援金の支給に関する法律施行規則 第1条

四 各種学校であって、我が国に居住する外国人を専ら対象とするもののうち、次に掲げるもの

イ 高等学校に対応する外国の学校の課程と同等の課程を有するものとして当該外国の学校教育制度において位置付けられたものであって、文部科学大臣が指定したもの

ロ イに掲げるもののほか、その教育活動等について、文部科学大臣が指定する団体の認定を受けたものであって、文部科学大臣が指定したもの

ご覧の通り、「外国人を専ら対象とする」各種学校も、対象になっているのです。そして、「無償化 外国人学校」でGoogle検索するだけで、一番上に、この制度の支援を受けている学校のリストが出てきます。

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文科省公式HP

現在、朝鮮学校は、北朝鮮や朝鮮総連による「教育の不当な支配」が行われているという理由で、無償化制度の対象から外されています(参照)。


しかし、法律に、この制度が「外国人を専ら対象とする各種学校」も対象とすると書いてあり、実際に制度による支援を受けている外国人学校が多数あるのですから、朝鮮学校が制度の適応を求めることは、「自分の民族のみの優遇を求める」ことにはなりませんありません。優遇を求めるどころか、他の外国人学校にはすでに適応されている制度なのですから。


このデマについては、こちらにも同様の記事がありましたので、ご参照ください。


外国人参政権にしろ、生活保護にしろ、学校無償化にしろ、どれも国籍に関わらず適応されるものばかりです。したがって、アンドリー・ナザレンコが、在日コリアンが「自分の民族のみの優遇を求めている」として挙げたものは、すべてデマです。

5.ヘイトデマをまき散らすのが「一般的な社会構成員」か


このように、アンドリー・ナザレンコは、無知や偏見に基づいて、ヘイトデマを流しています。


アンドリー・ナザレンコは、在日コリアンが「自分の民族のみの優遇を求めている」と非難しましたが、上記の通り、参政権も、生活保護も、学校無償化も、国籍・民族に関わりなく適応されることなので、ナザレンコの批判は明らかな間違いです。


ナザレンコは「国内問題に言及するときも、一般的な社会構成員の立場からしか話さない」などと言っていますが、デマで特定の民族への憎悪を煽るナザレンコのどの辺が、「一般的な社会構成員の立場から」話しているのでしょうか。全然一般的でない「ヘイトデマゴーグ」の立場から話しているようにしか見えません。


「社会全体のことを考える」というのなら、ヘイトデマを流さないというのは最低限のモラルでしょう。ヘイトデマを流し続ける限り、ナザレンコに「自分は社会全体のことを考えている」なんて言う資格はないでしょう。



追記:ナザレンコ、滞在資格を「特権」と勘違いしていることが判明


分割記事化しました。


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