<ざっくり言うと>
  • 「同性婚や夫婦別姓で戸籍制度が破壊される」は嘘である。法務大臣も明言している。
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新藤加菜の理屈なら新藤加菜は「日本を壊そうとする侵略者」である


選択的夫婦別姓を批判する人たちの中で多い意見が、「夫婦別姓で戸籍が壊れる」というものです。彼らの脳内で一体どういう理屈が成り立っているのか全く不明ですが、この主張をしている奴が実に多い。
>>新藤かなは同性婚を阻止します。
>>新藤かなは選択的夫婦別姓に反対します。
>>日本の戸籍制度を壊して喜ぶのは、日本を壊そうとする侵略者です。
>>奴らは日本の戸籍破壊が目当てだ。 >>選択的夫婦別姓なんて認めたら、
>>世界に誇れる我が国の戸籍制度が破壊されてしまいます。


全部大嘘です。同性婚や夫婦別姓によってどんなふうに戸籍が壊れるのか、説明できた人を見たためしがありません。ど~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~せこいつら、自分で考えずに、どこぞの誰かが言ったことを鵜呑みにして「そうかー、戸籍が壊れるのか―」とか意味不明な妄想をしただけですね。


20年以上夫婦別姓で戸籍が運用されてきた事実がある


同性婚については、同性のまま結婚したところで、異性婚と同じように新しい戸籍を作ればいいだけですから、どこどうやったって戸籍が壊れるなんて想像もつきません。どういう理屈で同性婚で戸籍が壊れるんでしょうね。


次に、夫婦別姓ですが、これも戸籍が壊れたりしないことは明々白々です。調べればすぐわかることですが、明治9年から明治31年までは夫婦別姓で戸籍が運用されていました。



実際に運用実績があるのですから、夫婦別姓で戸籍が壊れたりしないことは明白ですね。


法務省も夫婦別姓で戸籍が壊れたりはしないと断言


次に、法務省HPには、「別氏夫婦の戸籍は、どうなるのですか」というQ&Aか掲載されています。そこにはこのように書かれております。
 戸籍は、日本国民の親族的身分関係を登録・公証する唯一の公簿です。現在の戸籍では、夫婦とその子が同一の戸籍に在籍するものとされています(その記載例はこちら)。
 選択的夫婦別氏制度が導入された場合の戸籍について、平成8年1月の法務大臣の諮問機関である民事行政審議会の答申では、別氏夫婦、同氏夫婦いずれについても同一の戸籍に在籍するものとされています(当時の考え方に基づき想定される別氏夫婦の戸籍記載例はこちら)。
もしも夫婦別姓で戸籍が壊れるのならば、「別氏夫婦も同一戸籍に在籍する」なんて書いてあるわけないですよね。ちゃんと別氏の場合の戸籍記載例も掲載されています。

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そして、決定打として、夫婦別姓でも戸籍が壊れたりすることが無いことは、国会答弁で法務大臣が認めています。
○吉田(は)委員 
 どうしても選択的夫婦別姓は駄目だという方の中には、戸籍が、戸籍法が維持できないんだというようなことをおっしゃる方もいます。齋藤法務大臣、これは通告しています。戸籍法上、何か問題がございますか。戸籍にそれぞれ別のお名前での記載も、あるいは同じお名前での記載でも、こういったことはできますよね。

○齋藤(健)国務大臣

 戸籍は、日本国民の親族的身分関係を登録、公証する唯一の公簿であり、仮に選択的夫婦別氏制度が導入された場合でありましても、その機能や重要性が変わるものではなく、そのことによって大きな問題が生じるとは考えておりません。
第211回国会 衆議院 予算委員会 第5号 令和5年2月2日
○吉田(は)分科員
 今、日本には戸籍制度というのがあるんだ、この戸籍も壊れてしまう、これは戸籍上も問題があるというふうに御指摘される方もいるんです。 これは、私、ちょうど一年前になりますね、当時の齋藤法務大臣に伺いました。戸籍は壊れますかということを伺ったら、当時の齋藤法務大臣は、それは戸籍に大きな問題は生じない、つまり、戸籍は壊れないというふうに明確に答弁いただいておりますし、家族が壊れるかというところでは、当時の少子化担当大臣の小倉將信議員にも伺いまして、当時の小倉大臣は、一般的にそういうことはないです、つまり、家族はそれによって壊れることはないというふうに御答弁いただいているんですが、改めて、小泉大臣にお伺いしたいと思います。 選択的夫婦別姓を導入すると家族は壊れると思いますか。そして、戸籍は壊れると思いますでしょうか。

○小泉国務大臣
 まず、戸籍について申し上げますと、日本国の親族的身分関係を登録、公証する唯一の公簿であり、仮に選択的夫婦別氏制度が導入された場合であっても、その機能や重要性は変わるものではなく、そのことによって大きな問題が生ずることはないと考えております。 家族が壊れるかどうか、これは、こども家庭庁でまず御判断いただくべきことだと思います。
(第213回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号 令和6年2月28日)
斉藤健と小泉龍司の2人の法務大臣が、夫婦辺制でも戸籍の運用に大きな問題が生ずることはないとはっきりと答弁しています。


どのように見たって、夫婦別姓で戸籍が壊れたりするわけがありません。実際、どういう理屈で壊れるのか説明できた人を見たためしがない。


もしも選択的夫婦別姓で戸籍が壊れるというのなら、どういう理屈でどのように壊れるのか説明できるものならしてもらいたいものです。それで法務大臣を説き伏せてみていただきたい。


民主主義を守るためには、新藤加菜のような人物とは真逆の人間を選ぶことが何よりも肝心です。

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